熊本県のiPhone修理・iPad修理はスマートクール イオンモール熊本店・イオンモール宇城店へ

うっかり水場に落としてしまった💦お風呂で使用していたら動かなくなった💦様々な理由で水没させてしまう事があるかと思います。

iPhone12以降のモデルだとAppleの公式が防水を謳っているため安心して水場に持ち込む方も多いです。

しかしこれはとても危険です。

公式サイトにもあるように防水テストは水流の無い真水で行われており、お風呂場などの高温や水圧のかかる状況では行っていないからです。

水没してしまった場合、その後の処置で復旧が可能かどうかの運命が分かれます。

まず下記の行動はNGです⚡

1. 電源を無理やり入れる
2. 充電
3. 長期間の放置

これらを行う事で基板への影響が残りやすく最悪完全起動不可になってしまう可能性が高くなるんです。

水没させてしまった場合は水分を拭き取り電源を落とした後、可能であれば密封容器などに乾燥剤と一緒に入れ速やかに水没処理のできる町の修理屋さんへお持ち込みください！

水没処理は時間との勝負です。早め早めの処置が命運を分けます。

今回お持ち込みいただいたiphone１２Proはお風呂掃除の際に落としてしまい水没してしまったとの事でした。

画面が少し割れていたこともあり、入水は一瞬の事だったそうですがしっかり水没していました。

電源が入っており画面上には緑色の線がちらちらしていました。

この緑色の線はグリーンフラッシュと呼ばれているもので水没などの液晶破損で起きる現象です。

水没処理の際は濡れてしまったバッテリーの再利用は危険なので一緒に交換が必要です。

なので今回は画面とバッテリー、水没処理を行っていきます。

まずヒートガンを使って画面周辺の粘着を緩めます。

同時にオープナーで液晶を吸着しこじ開けていきます。

隙間が空いたら

ピックなどの薄いものを滑り込ませてゆっくり開けていきます。

いざ、オープン！！

中までしっかり水分が入っていました。

バッテリーが熱を持っていたこともあり、中の水分が若干蒸発して水滴が中の方までついていました。

まずはバッテリーを外してから基板を取り外していきます。

この基板に入り込んだ水分を除去していきます。

水没処理なのにまた水に漬けるの！？と驚かれるかと思います。

これは水ではなく高濃度アルコールで複数回漬けては乾かすを繰り返すことで中に入り込んだ水分を完全に蒸発させることが出来る処置方法なんです。

時間を置いて数回繰り返したのち組み立てていきます。

交換パーツをセットして動作確認をします。

・・・・ついた！！！！

無事問題なく使用できるようになりました♪

水没処理後の電子機器は通常使用が出来ていると思っても突然不具合が起こることもありますので、復旧後はデータのバックアップを早めに取っておくことをお勧めします。

機種：iPhone１２Pro

修理箇所：水没処理、画面、バッテリー

時間：3時間～

料金：水没処理￥9900　画面￥20900　バッテリー￥9020

今回はバッテリー半額にてサービスさせて頂いてます。